この記事でわかること
- トレンド相場とレンジ相場について
- 各市場の時間帯について
- おすすめの判定時間について
バイナリーオプションをやっていく上で、利益を出していくには「予想しやすい時間帯」を知ることが重要になります。
予想しやすい時間帯は、各市場ごとに異なってきます。
市場の特徴を知ることで、予想しやすい時間帯も知ることができるので、それらについて解説していきたいと思います。
投資の時間帯を決める前に知っておきたいこと
まずは、バイナリーオプションで投資をする時間帯を決める前に、知っておきたいことについて紹介していきたいと思います。
レンジ相場とトレンド相場について
バイナリーオプションの相場は、2種類あります。その2種類とは「レンジ相場」と「トレンド相場」です。
レンジ相場
レンジ相場とは、一定の幅で上下に繰り返して動く相場のことを言います。別名で「ボックス相場」や「往来相場」とも呼ばれています。
トレンド相場
トレンド相場とは、一定の割合で上昇または下落をする相場になります。
2種類の相場は、それぞれ違った値動きをするため、相場にあった時間帯を見つけておくことが必要になります。
投資の仕方について
バイナリーオプションの投資の仕方には2種類あります。
それは、「順張り>」と「逆張り」です。この2種類の投資の仕方は、上記の相場によって使い分けることになります。
順張りとは
為替チャートの方向に合わせて投資する方法になります。上昇ならハイ(High)に投資。または下落ならロー(Low)という感じに投資をします。
逆張りとは
為替の動きと反対の方向に投資する方法になります。主にレンジ相場の時に使われる投資の仕方です。
投資の時間帯で注意しておきたいこと
投資の時間帯で注意すべきことを覚えていれば、どの市場でも予想がしやすくなるのですが、バイナリーオプションで投資をやりなれてない初心者は、知らないことが多いと思います。
なので、バイナリーオプション初心者が投資の時間帯で、注意しておきたい時間帯について紹介していきたいと思います。
市場が開始する時間帯
市場が開始する時間帯は、相場が大きく動く可能性が高く、予想をするのが難しくなります。
この時間帯の相場が大きく動く理由としては、市場の取引ができない時でもいろいろな企業や世界各国の政府が、経営や政策を行っているおり、多くの投資家はその動きを見て、売買の判断をしています。
市場の開始と同時に、大量の売り買いが行われて、相場が大きく動いているというのが理由になります。
相場が大きく動きやすい市場の開始の時間帯は、変動がありすぎて統計を取ることが難しく、テクニカル分析を駆使しても分析通りに相場が動くことは少ないです。
市場の開始時間に出くわさないために、各主要市場の開始時間を紹介しておきます。
東京 | 9時 |
シンガポール | 10時 |
香港 | 11時 |
ロンドン |
|
ニューヨーク |
|
各市場の開始時間は現地時間ではなく、日本時間で紹介させてもらいました。
ロンドンやニューヨークなどの夏と冬の時間ですが、それぞれ夏時間は「3月第2日曜日から11月第1日曜日」で、冬時間は「11月第1日曜日から3月第2日曜日」となっています。
米雇用統計発表後は注意
米雇用統計は、毎月第一金曜日に発表しています。
そもそも米雇用統計とは
アメリカの雇用情勢を調査した統計のこと。経済指標としてはかなり重要なものです。
米雇用統計が発表の時間帯は、日本時間で「夏時間:21時30分」「冬時間:22時30分」となっています。
これらの時間帯から30分前後は、相場の変動が起こりやすいのでなるべく避けて投資をするように注意しておかなければなりません。
経済大国の経済指標にも注意
経済大国である国から経済指標が発表される前後で、相場が変動する可能性があります。
経済指標の発表前に予測値がでるので、それを見つつ相場の予想をすることになるのですが、経済指標の数値がどのように動くかによって、予想も変えていかなければなりません。
経済大国の経済指標が発表される30分前後は、相場の動きが活発になる可能性が高くなるので、経済指標に関してはしっかりと観察しておくように注意しておかなければなりません。
注意して観察したい経済指標
- 米雇用統計
- 政策金利
- 消費者物価指数
- ISM製造業景況指数
- ISM非製造業景況指数
上記の経済指標をなるべく、注意して観察していきましょう。
投資に向いている時間帯
投資に向いてる時間帯は「相場が荒れることが少ない時間帯」です。
ただ1つ間違えてはいけないのが、荒れることが少ない時間帯であれば勝ちやすいわけではありません。
他にもトレンドが起きやすい時間帯や、そうじゃない時間帯などを把握しなければ、簡単に勝つことは難しいです。
なので、トレンド相場の時間帯とレンジ相場の時間帯について<紹介していきます。
トレンド相場の時間帯
トレンド相場でトレンドが発生しやすい時間帯は、日本時間22時から26時までの時間帯です。
業界では、この時間帯のことを別名でゴールデンタイムと呼んでいます。
トレンド相場の勝ちやすいのは順張りで、順張りで投資をやっていくのであれば、トレンド相場の時間帯でやるといいです。
レンジ相場の時間帯
レンジ相場の勝ちやすい時間帯は、東京市場が営業している時間全体です。
この時間帯は、他の市場が動いてないため、相場は緩やかな動きになりやすいです。
ただ、東京市場が始業する時と終業する時は相場が荒れやすいため、その時間帯だけは投資をしないようにしましょう。
市場ごとの投資向きの時間帯
各市場によって投資向きの時間帯は、全くもって違います。
それぞれの市場の時間帯を知っておくことで、より投資で勝ちやすくなります。
大まかに市場を4つに分けて、それぞれの投資向きの時間帯を紹介していきます。
大まかな4つの市場
- ニューヨーク市場
- ヨーロッパ市場
- オセアニア市場
- アジア市場
ニューヨーク市場の時間帯
ニューヨーク市場は、ロンドン市場につぐ通貨量が多いです
また、ロンドン市場と取引時間が被っている時に、トレンドが起こりやすい特徴がニューヨーク市場にはあります。
ニューヨーク市場とロンドン市場が被っている時間帯は、日本時間で「夏時間:21時から24時まで」「冬時間:22時から25時まで」となっています。
また、中東の市場とも時間が被るため、様々な用途で通貨が取引されるので、トレンドが他の市場よりも形成されやすくなっています。
ヨーロッパ市場の時間帯
ヨーロッパ市場の中心はロンドン市場になっており、今回はロンドン市場を主に紹介していきます。
ロンドン市場の時間帯は、日本時間の夕方から翌朝にかけてです。
ロンドン市場が営業していると、日本円を含んでいない通貨ペアの値動きが活発になります。
活発になることはいいことですが、投資家の売買も多くなるので、相場の安定が難しく市場が営業している時に、いくつものトレンドが発生することがあったりします。
値動きが激しすぎるので、相場が荒れている時間帯は投資をしないようにしておきましょう。
オセアニア市場の時間帯
オセアニア市場の時間帯は、レンジ相場で逆張りをしたい人向けになるのですが、ニューヨーク市場の営業終了から東京市場が営業開始する朝9時までが、投資するタイミングとして最高です。
レンジ相場の逆張り向けな理由として、オセアニア市場はニューヨーク市場によって変動後の通貨を取り扱うため、他の市場よりも通貨の変動があまりありません。
そのため、ちょっと大きめの変動だけでも幅ができるので、レンジ相場になり逆張りがしやすいのです。
変動が少ないことにより、少数の投資家によって相場が動くこともあるため、予想しずらい部分もあります。
そのため、オセアニア市場の時間帯はバイナリーオプション初心者からすると投資が難しい時間帯であると言えます。
アジア市場の時間帯
アジア市場は、逆張り狙いの投資で「午前中から午後3時ぐらいまで」が、投資向けの時間帯になります。
この時間帯が投資向けの理由として、アジア市場の特徴が関わってきまします。
アジア市場の特徴は、以下のものになります。
アジア市場の特徴とは
- 他の市場の投資家が介入してくるので相場が活発になる
- 午後3時以降は、特に他市場の投資家の影響を受けやすい
これらの特徴があるため、アジア市場の時間帯は、他市場の影響が少ない時間帯が投資向けとなっています。
ただし、注意点として経済指標の発表があると投資向けの時間帯でも、相場が活発化してしまうので、その時は投資がしずらくなってしまいますので注意していてください。
バイナリーオプションでおすすめ判定時間
バイナリーオプションの市場で、「注意して欲しいこと」と「投資向けの時間」について解説してきましたが、時間というくくりでバイナリーオプションで、おすすめの判定時間についても解説させていただきます。
おすすめその1:1分
1つ目のおすすめ判定時間は、「1分」です。
判定時間1分がオススメな理由として、短期投資の中ではノイズ発生の対応可能です。
バイナリーオプションにおける「ノイズ」とは、チャート上で瞬間的に大きな値動きが見られたことです。
1分よりも短い判定時間の場合、ノイズの対応が難しく投資の予想しずらくなります。
また、投資の予想に使われるテクニカル分析でもノイズの前では無力になってしまいます。
判定時間が1分であれば、ノイズが発生したとしても判定時間内に為替が戻ることが多く、テクニカル分析も通用します。
また、判定時間1分だとノイズに対して不安にならずにいられるので、メンタル管理もしやすいメリットがあります。
これらの理由があるので、判定時間1分はおすすめなのです。
おすすめその2:1時間
次におすすめなのが「判定時間1時間」です。
判定時間1時間がおすすめな理由は、時間に猶予があってテクニカル分析を活用しやすいからです。
一部の海外バイナリーオプション業者であれば、「転売」をすることもできます。
判定時間1時間は、判定時間終了までの残り時間が長いことが多々あります。
残り時間が長いと何かしろの要因で、予想と違う値動きになってしまうことがあります。
その時に、転売を使うことで大きな損失になる前に投資を終わらせることができるのです。
これらの理由によって、判定時間1時間はおすすめなのです。
バイナリーオプションで避けるべき時間帯
バイナリーオプションで、中々勝ちづらい時間帯があることはご存じでしょうか?
できれば、勝ちづらい時間帯は避けてなるべく勝ちやすい時間帯で投資したい思うはずです。
バイナリーオプションで避けるべき時間帯についても紹介していきたいと思います。
主に「ロンドン市場」「アジア市場」「ニューヨーク市場」の3大市場の避けるべき時間帯をまとめています。
夏時間の避けるべき時間帯
まずは、3大市場で夏時間の避けておきたい時間帯を紹介していきます。
ロンドン市場(夏時間)
- 日本時間:16時
- 日本時間:17時
- 日本時間:18時
- 日本時間:24時
- 日本時間:24時30分
アジア市場(夏時間)
- 8時
- 9時
- 9時55分
- 15時
ニューヨーク市場(夏時間)
- 日本時間:21時30分
- 日本時間:22時30分
- 日本時間:23時
- 日本時間:5時
- 日本時間:6時
冬時間の避けるべき時間帯
続いて冬時間で避けておきたい時間帯を紹介していきます。
アジア市場は、夏時間と同じ時間帯なので省きます。
ロンドン市場(冬時間)
- 日本時間:17時
- 日本時間:18時
- 日本時間:19時
- 日本時間:1時
- 日本時間:1時30分
ニューヨーク市場(冬時間)
- 日本時間:22時30分
- 日本時間:23時30分
- 日本時間:24時
- 日本時間:6時
- 日本時間:7時
以上がバイナリーオプションで、3大市場の避けておくべき時間帯です
主に、経済指標や為替市場の開始と終了の時間帯が、投資を避けることになります。
まとめ
バイナリーオプションをやる時の時間帯やおすすめの判定時間について、解説してきましたがいかがだったでしょうか?
市場によって、投資のやりやすい時間帯は異なります。そのため、投資することができる時間帯の営業している市場について知っておくことは大事です。
市場の特徴だけでなく、市場に関係する地域の経済指標などもチェックするようにしておくとより、バイナリーオプションの予想がしやすくなるので覚えておきましょう。