この記事でわかること
- オシレーター系指標とは
- オシレーター系指標の種類について
順張りやら逆張りなどに応じて分析の指標が、異なっているのはご存知でしょうか。
<順張りだと「トレンド系指標」が使われ、逆張りだと「オシレーター系指標」となっています。
今回は、逆張りの分析で使われるオシレーター系指標について、解説していきたいと思います。
オシレーター系指標とは
オシレーター系指標は、「
一般的には、トレンドが切り替わる時の反転に合わせて、投資する逆張りに使える指標と言われています。
ただし、オシレーター系指標はトレンドが発生している相場では、分析としての機能はしなくなるのでご注意ください。
オシレーター系指標の種類
オシレーター系指標には、6種類ほどあります。
- RSI
- サイコロジカルライン
- 移動平均乖離率
- エンベロープ
- ストキャスティクス
- ATR
同じオシレーター系指標とはいっても、各指標ごとに分析できる分野が異なります。
ですので、分析したい分野に合わせて指標を使っていくことが重要になってきます。
各オシレーター系指標について
それでは各オシレーター系指標が、どのような場面で使われているのかご紹介します。
RSI(アールエスアイ)
RSIは、相場の過熱感を表示する指標です。
過熱感を見て、買われすぎ売られすぎなどを見つけることができます。
方向性のないボックス相場が分析しやすい指標で、強いトレンドではうまく機能しないことだけはご注意ください。
下記の記事にて、RSIについて詳しく解説していますので、気になる方はご覧ください。
サイコロジカルライン
サイコロジカルラインとは、投資家の心理を数値化した指標です。
「一定の数値まで上がれば、そこからは下がるだろう」といった心理を数値化します。
心理の数値化は、上昇したローソク足と下落したローソク足の比率を使って出します。
サイコロジカルラインについては、以下の記事で解説しています。
移動平均乖離率
移動平均乖離率は、現在の価格が移動平均線から、どのくらい離れているかを数値化する指標です。
移動平均線より乖離から何%離れているかで、価格の上下を予想することができるのです。
移動平均乖離率について、より詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
エンベロープ
エンベロープは、移動平均線を中心に上下のラインを表示させ、価格が移動平均からどのくらい離れているのか見れる指標です。
エンベロープとローソク足の位置関係を確認することで、投資のタイミングを掴みやすくなります。
エンベロープについては、下記の記事にて解説しています。
ストキャスティクス
ストキャスティクスは、スピードの異なる2つのラインを使って、相場の過熱感を見ることができる指標です。
2本のラインがクロスするタイミングを見て、傾向を知ることで次回の投資予想に役立てることができます。
ストキャスティクスも解説記事がありますので、そちらをご参考にしてください。
ATR(エーティーアール)
ATRは、当日の高値と安値の差や、当日高値と前日終値の差、当日安値と終値の差の中で、大きい値幅を平均化して数値化した指標です。
この指標は、トレンドの発生や終了を見つけやすくなります。
トレンドをより詳しく把握するのに、使いやすい指標と言えます。
まとめ
データ分析で使われるオシレーター系指標について、解説してきましたがいかがだったでしょうか。
オシレーター系指標は、買われすぎや売られすぎのタイミングを教えてくれる指標です。
この指標は、基本的に逆張り向きの指標になっており、順張りやトレンド相場には不向きです。
それぞれ指標には特徴があるので、状況に合わせて指標を使い分けていくのがおすすめです。