この記事でわかること
- バイナリーオプションの運用代行とは
- 運用代行をやっている業者について
- 運用代行のデメリットについて
バイナリーオプションを始めたけどうまくいかないことあると思います。
そんなうまくいかない人向けに、広告やSNSで見かけるのがバイナリーオプションの運用代行です
ベテランの投資家が自分よりもうまく資金運用してくれるのであれば、まかせてみたいものですが本当にうまくいくのでしょうか?
そして、バイナリーオプションで運用代行をしても大丈夫なのでしょうか。
今回は、バイナリーオプションにおいて運用代行の違法性や被害情報などを詳しく解説していきたいと思います。
バイナリーオプションの運用代行について
バイナリーオプションの運用代行は、投資タイミングや資金運用などの依頼を指します。
運用代行業者に依頼し、口座の運用をまかせるので依頼者が投資を行うことはありません。
CMや広告でよく見かける投資信託をバイナリーオプションでやっている感じですね。
依頼者の口座で投資を行い、出した利益から手数料として差し引かれます。残った額は依頼者のものです。
投資信託と運用代行は何が違う?
投資信託と運用代行は似たサービスですが、一体何が違うのか分からない方もいるのではないでしょうか。
投資信託と運用代行で、もっとも違うのは「信頼性」です。
投資信託は、投資家たちから集めた資金を運用の専門家に預けて、株式や債券などに投資運用してもらいます。
そして、専門家の投資運用による利益を投資家に還元するのが投資信託なのです。
運用代行は、ほとんどが専門家やプロではなく、自称投資家だったりそのグループだったりします。
利益を出せる可能性があるのか、託さないとわかりづらいところがあります。
プロもしくは専門家であれば、資金を託しても安心できますが、そうではない自称投資家に預けるのはリスクがあって危険です。
資金を顧客から貰って運用する仕組みは一緒ですが、投資信託と運用代行では、ある程度利益を還元できる信頼性の違いがあります。
運用代行の手数料について
運用代行を利用した時の手数料についても見ていきましょう。
運用代行の手数料は、相場で利益の「10%~20%」となっています。
もしも利益が10万円だった場合、最低でも1万円は手数料としてとられます。
高めの手数料ですから、利益の残りが自分のモノになるとは言っても、損した気分になる人もいらっしゃると思います。
運用代行の業者について
バイナリーオプションの運用代行をやっている業者は、調べてみたら個人でやっているのが多かったです。
バイナリーオプションの業者と何らかの繋がりがある方がやっているわけではなく、ほとんどが一般の方です。
どこかの大手企業がやっていれば、知名度や実績により信頼して依頼をすることができますよね。
個人でやっている方だと、どうしても知名度や実績などがわからないため、怪しく見えて信頼して頼むことはできないと思います。
更に多くの運用代行業者が、素性を隠していることもあって怪しさがてんこ盛りです。
怪しいのに何故利用する人がいるのか
知名度や実績がなく、素性もわからない業者なのに、何故バイナリーオプションの運用代行を依頼する人がいるのでしょうか。
その理由は、簡単に依頼を出せてしまうところです。
SNSで代行を行っている業者へ、DMすれば依頼ができるのです。
この簡単に依頼ができてしまうことが、利用しやすさに繋がってしまっているのです。
ただ運用代行者を名乗っているアカウントのほとんどが、素性の分からない怪しいものばかりなので、信用はできないかもです。
運用代行は法律違反
バイナリーオプションの運用代行業者にまかせて投資することは、日本では法律違反となってしまうことがあるのでご注意ください。
「金融商品取引法」によると、国の金融商品取引業者登録簿に登録していない業者は、代行業務を行ってはいけないということが記載されています。
SNS上で、依頼を募集されている業者さんが金融商品取引業者登録簿に登録されているのであれば、法律違反になることはありません。
SNS上の業者さんのほとんどが、登録されているのか明記されていないためかなりグレーゾーンで、法律違反になってしまうかもしれません。
運用代行を利用して、楽にバイナリーオプションで稼ごうとせずに、自分自身で投資を行っていくのが無難でよろしいかと思います。
運用代行を禁止行為にしているBO業者もある
実はバイナリーオプション業者側で、禁止行為にしてたりします。
バイナリーオプション業者のハイローオーストラリアでは、持ち主とは別の方が取引を行うと固く禁じています。
禁止にしている理由もしっかりと明記されているので、もし運用代行を利用してるのがバレても言い訳は通用しません。
禁止行為なので、バレてしまえば口座凍結や強制で退会させられます。
口座にある資金も没収されるので、運用代行による代償はかなり大きいです。
運用代行にはデメリットが多い
バイナリーオプションで運用代行のサービスが一見メリットが多いように見えるかと思います。
実は、メリットよりもデメリットの方が多いのが事実です。
バイナリーオプションで運用代行を利用した時のデメリットは以下の通りです。
運用代行のデメリット一覧
- アカウントを乗っ取られる
- 確実な利益が得られるわけではない
- 手数料以外にも料金が取られてしまう
- 支払いには税金がかかることもある
- 個人情報を勝手に抜き取られてしまう
- 規約違反によりアカウントが使えなくなってしまう
楽して利益を得ようとして、これだけのデメリットを抱えることになります。
一番デメリットの中で嫌なのが、お持ちのアカウントが規約違反によって、使えなくなってしまうことだと思います。
今までの積み重ねた利益や運用資金が、一瞬でなくなってしまうのはかなり痛手です。
真っ当に投資を行っていく方が明らかにメリットが多く、運用代行を使うメリットは無いのです。
なので、自分でコツコツとバイナリーオプションで投資をやっていきましょう。
まとめ
バイナリーオプションの運用代行は、SNSや動画広告などで見かけることがあり、すごく魅力的に感じることがあるでしょう。
ただ実際に利用しようとすると、乗っ取りや個人情報の流出など危険なことが起こりやすいです。
デメリットに対して、メリットも無いので騙されずに利用しないようにしてください。
自分で学習し投資を行っていけば、今だけでなく今後の投資を有利に進めやすくなるので、そっちの方がメリットが大きいです。
楽できればそれに越したものはないですが、そうゆうのはうまくいかないのが普通ですから、遠回りでも着実に一歩ずつ利益を出していくようにしてきましょう。