この記事でわかること
- テクニカル分析とは何か
- テクニカル分析で覚えておきたい3原則
- テクニカル分析のメリットとデメリットについて
バイナリーオプションをやっていく中で、過去や先のチャートに関してある程度分析する必要があります。
そこで今回は、バイナリーオプションでよく使われているテクニカル分析について、ご紹介していきたいと思います。
テクニカル分析とは
テクニカル分析とは、過去と現在の動きをチャートから読み取り、それらを使って今後のチャートの予測を行うことです。
特に、短期的なチャートの変動を探るのに適した分析方法と言われています。
チャートで読み取るのは、「上昇」「下落」「変わらず」の3つになります。
バイナリーオプションでは、「上昇」「下落」「変わらず」のどれかが、エントリーの数分後もしくは数十分後どれになるか当てる必要があります。
「上昇」「下落」「変わらず」を正確に当てるために、テクニカル分析でチャートを隅々まで検証するのです。
チャートでは市場の心理が見える
チャートは、読み取れる情報がいくつものあるのですが、その中で最重要なのが「価格」になります。
その理由は、為替市場の参加者たちによる為替の売り買いの結果だからです。
チャートの結果は、為替市場に参加している者たちの心理とも言えます。
為替市場の変動は、参加者たちの心理が変化したのだと捉えることができます。
過去に大きく下落した部分にて、その時為替市場がどのように反応していたかがわかります。
もし、下落時からその後価格が上がっていれば、為替市場に参加している者から買いたい欲があることがわかります。
こうやって、チャートを見ていくことで、為替市場の変化や心理を読み取っていくことができます。
テクニカル分析で覚えておくべき3原則
テクニカル分析をやっていくのであれば、覚えておきたい3つの原則があります。
バイナリーオプション初心者の方は、まず3つの原則を覚えて投資をするようにしましょう。
為替市場には事象すべて織り込まれている
経済変化による市場への反応は、すべて価格のみしかわかりません。
そのため、変化を読み解くのにテクニカル分析が使われるのです。
テクニカル分析では、過去の為替変動の理由に、今後の値動きのヒントや判断材料が織り込まれている考えがあるのです。
価格変動はトレンドになる
テクニカル分析は、相場のトレンドの有無を判別することができます。
トレンドの有無によって、その状況に合わせた売買のやり方について考えることができます。
トレンド有りの場合
トレンド系指標を使って売買のタイミングを計ります
トレンド無しの場合
オシレーター系指標で売買のタイミングを計ることなります。
チャートは過去の傾向と似やすい
ほとんどの投資家は「値上がりすれば売りたい」や「安くなるなら買いたい」になりやすいです。
仮に経済変化が起こったとしても、投資家の心理が変わることはまずありません。
そのため、過去の情報を分析することは、今後起こりうるパターンであるかもしれないという判断材料になるのです。
テクニカル分析のメリットとデメリット
テクニカル分析は、投資家にとって頼もしい分析方法であるというのは間違いありません。
ですが、テクニカル分析を活用しているかといって、投資の予想が全て当たるというわけではないのです。
テクニカル分析に過信しないためにも、メリットとデメリットについて知っておくことが、重要なのでご紹介していきます。
テクニカル分析のメリット
まずは、テクニカル分析を活用した時のメリットについて、ご紹介していきたいと思います。
テクニカル分析のメリット
- 値動きがわかりやすい
- 客観的な分析
- いろんな部分で使える
- 単純な分析
- 情報格差が起きにくい
続いて、テクニカル分析を使った時のデメリットについてご紹介していきます。
テクニカル分析のデメリット
- チャートが読めないといけいない
- 経済環境の変化は読み取れない
- 突発な変化に対応できない
- ダマシになる時がある
- 相場によっては相性が悪い
以上がテクニカル分析を活用した時のメリットとデメリットになります。
まとめ
テクニカル分析は基本的に、チャートの短期的な動きを知るのに使われています。
チャートの「上昇」「下落」「変わらず」の3パターンで値動きを分析して、今後のチャートの動きの判断材料にします。
また、短期的な動きを分析するだけでなく、為替市場に参加している投資家さんたちの心理や市場の変化なども、テクニカル分析で読み解くことが可能です。
シンプルなので投資初心者の方でも、比較的簡単な分析ですが、気を付けておくべきこととして、テクニカル分析だけに頼らないことです。
テクニカル分析を使っても予想が100%当たるわけではありません。あくまでもテクニカル分析は、価格の分析をするのであって経済指標は考慮されていません。
なので、経済に影響のある要因を調べるファンダメンタルズ分析も併用しつつ、投資の予想をしていきましょう。