BOで重要な酒田五法について詳しく解説してみた

BOで重要な酒田五法について詳しく解説してみた バイナリーオプション講座

この記事でわかること

  • 酒田五法について
  • 酒田五法の注意すべきこと

バイナリーオプションで、知らない人はいないと言われている「酒田五法」をご存知でしょうか。

酒田五法は、チャートを使ったデータ分析の手法の中で、かなり重要なテクニカル分析です。

重要だからこそ、まだ酒田五法について知らない方は今からでも覚えておきましょう。

そこで今回はまだ知らない人向けに、テクニカル分析の酒田五法について詳しく解説していきます。

酒田五法とは

酒田五法は、テクニカル分析の中で最も古い分析方法で、投資家の中では有名です。

酒田五法は、5つのチャートパターンが基本となっています。

5つのチャートパターン

  • 三山(さんざん)
  • 三川(さんせん)
  • 三空(さんくう)
  • 三兵(さんぺい)
  • 三法(さんぽう)

これらのチャートパターンは、他の分析にて基礎の土台として使われています。

三山とは

酒田五法1つ目のチャートパターンは、三山(さんざん)です。

三山について

三山は、相場がこれ以上高値を更新することがないか、チャート上で確認するために使われます。

チャート上の高値がほとんど同じ価格で3つ続けば、三山となります。

三山が発生すれば、相場が天井を迎えてこれ以上に上がることがないという分析を行えます。

その後相場価格が、下がっていく可能性が高いと思っておくと良いでしょう。

三尊について

三山には、3つの山の真ん中だけ一番高くなるパターンの「三尊(さんぞん)」があります。

真ん中が高くなり、その次の山がそれよりも低いと、その後も相場の価格が低くなる可能性が出てきます。

三山は、天井を確認し投資する性質から、逆張りよりも順張りが向いているデータ分析なのです。

三川とは

三川は、三山の逆で安値がこれ以上更新されないかを確認するために使われています。

三川について

チャート上で安値の山が3つ連続あれば、三川となります。

三山と同じように、安値がそれ以下に下がることがあるかを分析するのです。

もし三川が発生すれば、のちに相場の価格が上昇していく可能性が高いです。

また、三川でも3つのうち真ん中が一番低くなるパターンがあり、これを「逆三尊」と呼ばれています。

逆三尊について

真ん中だけ他2つよりも下がり、その後相場の価格が上がりやすいとされています。

逆三尊が発生し、相場価格の底が見えたとしてもすぐに投資を行うのではなく、少し様子をみて順張りの投資をすることをおすすめします。

三空とは

三空とは、窓に焦点を当てた分析方法です。

三空とは

窓とは、突然のニュースや何かしろの要因で、相場がパニックになり空白が発生した状態のことです。

チャート上で、窓が3つ連続で続くと三空になります。

三空があれば、相場が通常よりも変わった動きをしやすく、順張りよりも逆張りがしやすくなります。

三空は、特定の条件で呼ばれ方が変わってきます。

特定条件の三空

相場の高値圏で、4つの陽線と3つの窓がある場合は、三空踏み上げと呼ばれています。

これは、相場の価格が上がっていく傾向がとても強いのですが、あえて逆張りをしてみるサインとして使われます。

安値圏で、4つの陰線と3つの窓があると、呼称が三空叩き込みとなります。

三空踏み上げと真逆で、価格が下がっていく傾向が強い状態の時に、上がる方に賭けて逆張りするサインになります。

三兵とは

三兵とは、連続する3本の陽線または陰線のことを言います。

赤三兵

安値圏で、3本連続で陽線がでるパターンを「赤三兵(あかさんぺい)」と呼んでいます。

赤三兵と呼ばれている理由は、陽線がチャート上で白か赤で表示されるからこの呼び方になっています。

この赤三兵は、強い相場の動きに合わせる順張り投資で役に立ちます。

黒三兵

高値圏では、3本連続陰線がでたパターンを「黒三兵」と呼んでいます。

陰線が黒色でチャート上に表示されるので、黒三兵と呼ばれています。

別名で三羽烏と言われることもあります。

この黒三兵は、弱い相場の動きに合わせる順張り投資で役立ちます。

三法とは

三法とは、レンジ相場のとき投資を休み、レンジ相場でなくなった時に、その時動いた方向へ投資を行うのに使える分析方法です。

三法とは

三法は基本的に順張りをしたい時に、使うことが多いです。

レンジ相場で投資を休憩し、レンジ相場から高値へと抜けだしたら、その動きに合わせて順張りすることを「上げ三法」と言います。

逆にレンジ相場から安値の方へ抜け出したら、下りに合わせて順張りすることを「下げ三法」と言います。

酒田五法を使う時の注意すべきこと

酒田五法は、使い勝手良いテクニカル分析なのですが、実際に使う時には注意すべきことがあります。

酒田五法を使う時の注意すべきこと

  • 出現した位置の確認
  • ローソク足の形に注意

これらに注意しておかないと、ダマシにあってしまうかもしれません。

各注意すべきことについて、もう少し見ていきましょう。

出現した位置の確認

酒田五法を使う時に、三山や三川などのチャートパターンの出現した位置を確認するようにしましょう。

酒田五法をもし複数の位置で確認できたら、その相場の動きを捉えることができます。

バイナリーオプションにおいて、相場の動きを捉えれることができれば、投資の予想がしやすくなってリスクを減らすことができます。

なので1ヵ所だけの確認ではなく、他にも出現していないか見るようにしましょう。

ローソク足の形に注意

酒田五法の三空と三兵に関わることなのですが、チャート上のローソク足の形に注意してください。

上昇トレンドのローソク足は上にヒゲが無かったり、下降トレンドであればローソク足の下側にはヒゲが一切ありません。

これは、投資家たちの心理がチャート上に表れているということになります。

心理を1つ1つのローソク足から読み取ることで、相場の動きを知ることができます。

なので三空や三兵の確認だけでなく、チャートを見るときはローソク足も見るようにしましょう。

まとめ

酒田五法について解説してきましたが、いかがだったでしょうか。

もう一度、5つのチャートパターンを見ておきましょう。

5つのチャートパターン

  • 三山(さんざん)
  • 三川(さんせん)
  • 三空(さんくう)
  • 三兵(さんぺい)
  • 三法(さんぽう)

酒田五法のチャートパターンは、基本的にチャートの流れに沿った順張り投資の基礎になります。

覚えておくことで、チャート分析が楽になりより投資を楽しめるようになると思います。

一から覚えていくことは大変ですが、その後の自分のために少しずつ覚えていきましょう。