この記事でわかること
- 移動平均乖離率とは
- 移動平均乖離率は逆張り投資向き
- 移動平均乖離率の売買サインについて
為替チャートの動きに沿った順張りや、あえて流れに反した投資をする逆張りがバイナリーオプションでの投資法としてあります。
今回は、逆張りする時にタイミングを計れる「移動平均乖離率」について解説していきます。
移動平均乖離率とは
逆張りは相場の過熱感が大きいほど当てやすくなります。
判定時間関係なく為替が平均価格と現在の価格が、どのくらい離れているのか確認することが大事です。
そんな時、移動平均乖離率が役に立ちます。
移動平均乖離率は、移動平均線と為替の現在価格がどのくらい離れているのか数値で見ることができます。
移動平均線と現在価格の離れた距離を「乖離」と呼びます。
上下のどちらに離れているかで少し呼び方が変わってきます。
移動平均線よりも上に離れているのであれば上方乖離と呼ばれ、下へ離れていれば下方乖離と呼びます。
どちらとも乖離が大きくなるほど過熱感も大きくなります。
過熱感とは
買われ過ぎや売られ過ぎのこと
乖離や過熱感が大きくなると、移動平均線の近くへ戻ろうとする力も大きくなるのです。
移動平均線の近くに戻る理由
あくまでもFXなどの考え方になりますが、移動平均線の付近でポジションをとってある程度利益が出た時、利益を確定させるために売ります。
同じタイミングで多くの投資家が売り始めるため、為替の価格は下落し始めて移動平均線の近くへと戻り始めることになるのです。
これが乖離と過熱感が移動平均線の近くに、戻ろうとする理由になります。
過去の乖離率を見極めて逆張り投資
移動平均乖離率の表示はパーセントでされます。
0%の時は、乖離が無いので逆張りで投資することはできません。
乖離率はどこかのタイミングで大きくなるので、見逃さないように監視しておくとよいです。
乖離率が大きくなった後どのあたりで価格が反転するのかは、過去のチャートを見ることで確認することができます。
例を挙げると平均乖離率が上下2%離れたとします。
移動平均線から上下2%離れることが多ければ、次回の上下2%離れたタイミングを狙って逆張りの投資を行うことができます。
価格が反転してから乖離率が移動平均線の近くへ戻ろうとする力は、0%に近づくほど弱くなります。
なので、乖離率がどのくらいで価格の反転が終わってしまうのかも過去のチャートでおくことで、売買の判断材料として使えます。
移動平均乖離率の売買サイン
乖離率が移動平均線を上か下のどちらに離れるかによって、売り買いのサインが違います。
移動平均線から大きく上に離れる場合
- 売りサイン
移動平均線から大きく下に離れる場合
- 買いサイン
バイナリーオプションの場合、乖離が上に大きくなったら反転するタイミングを計ってロー(Low)に逆張り投資します。
逆に乖離が下に大きくなったら、価格が上昇する可能性があるのでハイ(High)で逆張り投資するといった感じになります。
まとめ
移動平均乖離率について解説してきましたがいかがだったでしょうか。
移動平均線から現在価格が大きく離れるほど、乖離や過熱感が大きくなります。
また乖離や過熱感が大きくなるほど、移動平均線に現在価格が戻ろうとする力が大きくなります。
現在価格が移動平均線に戻ろうとするのは、ある程度利益を得られるところで売る投資家が一定数ためです。
過去チャートを見ながら、前にどのタイミングで価格が反転したのか確認することで、次回の反転時の参考にすることができます。
バイナリーオプションでは、乖離が上下のどちらに離れていくかによって逆張りの投資ができます。
逆張りで投資を行いたい場合は、移動平均乖離率の活用していくのが良いと言えます。