この記事でわかること
- 両建ての手法について
- 両建てはリスクが高い理由について
- 両建てで口座凍結になることについて
FXでリスクヘッジの手法として使われることがある「両建て」ですが、バイナリーオプションでも使えるのか気になりますよね。
結論から言えば、バイナリーオプションにおいて両建ては、リスクが高くなってしまう手法になります。
両建てがどういう手法で、何故バイナリーオプションだとリスクが高くなってしまうのか、ちゃんと知っておくことで今後使わないようにしてください。
それでは、両建てについて解説していきたいと思います。
両建てってどういう手法?
バイナリーオプションでの両建てとは、ほぼ同じタイミングで「high(ハイ)」と「Low(ロー)」に投資をすることです。
FXであれば、リスクヘッジとして使われている手法でもあります。
FXだと、相場が大きく動いたとしても本命とは別に他にもエントリーしなるべく損失を抑える目的として使わることの多い手法です。
両建てがリスクを高める理由
バイナリーオプションではFXと違って、両建てで投資を行ってしまうとリスクが普通よりも高くなってしまいます。
その理由が3つあるので、1つ1つ解説していきたいと思います。
収支が必ずマイナスになる
バイナリーオプションでは、配当金に対して必ずペイアウト率が関わってきます。
ペイアウト率が1.95だった場合、1000円の投資で配当金が1950円となります。
これを両建てした場合で見てみましょう。
ペイアウト率を1.95とした場合
- 通貨ペアにハイで1,000円の投資:結果1,950円
- 同じ通貨ペアにローで1,000円の投資:結果0円
- 合計2000円の投資で、総額1950円の収益となる
ペイアウト率が2.00未満であれば、両建てすると必ず収支がマイナスになってしまうのです。
ペイアウト率2.00以上の投資方法あればいいのではと思いませんか?
確かに2.00以上であれば、少なくともトントンに持っていくことは可能です。
ですが、基本的にペイアウト率が2.00以上の投資は、判定時間が短いものが多く予想が難しく勝ちづらいです。
また両建ての手法をとろうとしても、同タイミングでの投資ができないことが多いです。
なので、バイナリーオプションでの両建てでは、利益を出しづらくマイナスになることがほとんどとなります。
必ずどちらかが勝ちになるというわけではない
FXみたいに片方勝って、もう片方が負けることはバイナリーオプションでもあります。
ただし、バイナリーオプションにはもう一つのパターンがあるのです。
それは、「片方負けて、もう一方は引き分け」というパターンです。
業者にはよりますが、基本的に引き分けになると投資金が没収されてしまいます。
そのため、両建て手法を使ったからといって確実なプラスになるとはいえません。
資金面に大きな負担がかかる
両建ての手法をとるたびに、投資2回分の資金を使うことになります。
1回の投資額が1000円だと、まだ負担は軽い方だと思います。
ただ投資額が5000円になると、2回やるわけですから合計で1万の資金が必要になります。
1回の投資額が増えるほど、普通よりも負担が大きく増えることになるのです。
両建てしたら口座凍結になる可能性あり
バイナリーオプション業者に異なってきますが、両建て手法を禁止されています。
利用規約に禁止と記載されている場合、お使いの口座が強制的に凍結されてしまうことがあります。
投資するときだけでなく、口座を失ってしまうリスクを抱えてしまうので、バイナリーオプションで両建て手法をしない方がよいでしょう。
まとめ
バイナリーオプションにおいての両建てについて、解説してきましたがいかがだったでしょうか。
両建てはバイナリーオプション業者側で禁止にしているところがあったり、収支がプラスにしにくいなどがあるために、活用するのは辞めておきましょう。
両建てではなく、ちゃんとデータ分析を駆使して1回ずつ投資して利益を出すようにしていきましょう。