ハイローオーストラリアには、他のバイナリーオプション業者にはない1日取引というものがあります。
一般的に海外バイナリーオプションの特徴といえば、決済までが短くてすぐに損益が分かる点です。そのため1日取引を活用する投資家はそれほど多くない様子ですが、実は1日取引のコツを掴めば、ハイローオーストラリアの中でも有数の堅実な投資ができる可能性があって、非常に有用なものであると考えられます。
今回、ハイローオーストラリアの1日取引について詳しく解説していきたいと思います。
ハイローオーストラリアの1日取引の概要
1日取引はハイローオーストラリアの他の取引とは違い、額面通り1日=24時間で決済を迎える取引であったり、受付開始から決済までが24時間ある取引というわけではありません。
決済までの時間幅が2時間半以上ある取引の総称が1日取引で、実は最長でも、受付開始から決済までは23時間となっています。
これは実質ハイローオーストラリアの営業時間を目一杯使った取引ともいえ、この時間幅を上回るようなバイナリーオプション取引は、いずれの業者にもありません。
ハイローオーストラリアでは無いのですが、他業者に最長で2週間のものがあります。ですが、その取引はバイナリーオプションとは少々異なるので考慮外としています。
取引できる金融商品は?
1日取引では、ハイローオーストラリアにある全ての金融商品が取引可能です。
ものによって取引の時間幅や投資ができる時間が異なりますので、以下にまとめました。なお、表記している時間は全て日本時間、ペイアウト率は2022年4月に確認した数値です。
商品 | 開始 | 決済 | 時間幅 | ペイアウト率 |
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8:00 | 翌6:00 | 22時間 | 1.85 |
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7:00 | 翌6:00 | 23時間 | 1.95 |
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8:00 | 翌6:00 | 22時間 |
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10:00 | 翌6:00 | 20時間 | 1.80 |
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1.88 |
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8:00 | 翌6:00 | 22時間 | 1.85 |
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1.88 |
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8:00 | 翌6:00 | 22時間 | 1.85 |
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17:00 | 翌1:30 | 8時間半 | 1.88 |
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23:30 | 翌6:00 | 6時間半 |
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上記時間帯ならば、決済1分前までに好きなタイミングで投資ができます。表の最上段「BTC」「ETH」は、「BTC/JPY」「BTC/USD」「ETH/JPY」「ETH/USD」の4通貨ペアをまとめて表記しています。
ハイローオーストラリア自体が月曜から金曜の間で、なおかつ対象の市場が開場している時のみ投資ができます。土日や年末年始に投資を行いたい場合、その対象の国が祝日であれば投資はできませんのでご注意ください。
ハイローオーストラリアの1日取引は、ペイアウト率が全体的に高く、物によってはターボ取引と遜色ありません。これにより、投資のやり方次第では、ハイローオーストラリアで最も高い効率で利益が出せる可能性を秘めた判定時間といえます。
1日取引の攻略のコツ
ハイローオーストラリアの1日取引をやっていこうかと考えている方に向けて具体的な攻略のコツをご紹介します。
1日取引を攻略するのであれば「中長期的な分析」と「転売の活用」が重要になってきます。
中長期的な分析
これまで、バイナリーオプションを攻略する上では、主に1分足や5分足といった、短時間のローソク足チャートを活用するケースが大半でした。しかし1日取引に関しては、1時間足や4時間足といった、比較的中長期のローソク足チャートも活躍します。
判定時間終了までほぼ1日ある「通貨ペア」「金」ではより有効に働きます。
具体的には、メインのポジションとして、長期のローソク足チャートでその日の全体的な流れを分析し、できるだけ受付開始に近い時間帯、あるいは押し目/戻り目と考えられるポイントで建玉を保有開始。その後、短中期のローソク足で細かいポイントを探り、状況に応じてポジションを増やします。
追加するポジションはあくまでサブとして扱います。具体的には後述しますが、基本的にはメイン以外のポジションは途中で利益が出た時点での転売も考慮に入れましょう。
無闇矢鱈にポジションを大量に建てればいいわけではありません。1つ1つ、必ず根拠をもって投資するようにしましょう。
1時間以上のローソク足チャートならば、テクニカル分析の有用性が上がるため、様々なインジケーターが利用しやすくなります。どの時間足においても有用な移動平均線やボリンジャーバンドは勿論のこと、分足では相性がさほどよくないと思われる一目均衡表の利用も視野に入ります。
また、普段の超短期的取引においては活用できる場面が限られる「ファンダメンタル分析」も、決済まで1日程度ある取引なら、活用法を見出せると思います。
転売の活用
ハイローオーストラリアの転売機能は、恐らくはこの1日取引において最も活用する場面が多い機能と思います。
先述のとおり、サブのポジションを建てて利益が生じた時点で転売して小さな利益を出していく以外にも、損切りして損失を小さくする使い方もあります。というより、主にそちらの使い方がメインになることが多いです。
利益が確定しそうな場合、転売してしまうよりも判定樹幹終了を迎えたほうが当然利益は大きくなるのでそちらの方がいいです。損失の場合は、途中でポジションを手放したほうが失う額は少なくなります。よって、状況次第では上記で建てたメインのポジションも転売し、新たにメインとなるポジションを探した方が良いです。
このやり方もオススメ!
予めいくらまで動いたらポジションを手放すと決めておくのもいいでしょう。むしろそちらのほうが、損益のコントロールが容易になるため、オススメです。
勿論、決済を待つより損切りしたほうが損失は小さくなるといっても、損切りが多すぎれば意味がありません。繰り返しになりますが、投資する時は必ず根拠をもってやりましょう。
実戦の前にデモ取引
他の判定時間でも言えることですが、1日取引を実際に行う前にハイローオーストラリアのデモ取引を利用して、事前に1日取引の感触や手法の確度を確かめておきましょう。
特に1日取引は、他のバイナリーオプションと少々異なる取り組み方になると想定されるため、一層デモ取引での事前準備が大切と考えられます。1日取引でどういう視点が重要となるのか、デモ取引を通じてしっかりと把握することで、堅実な利益が望めます。
1日取引のメリット・デメリット
ハイローオーストラリアの1日取引におけるメリットとデメリットを見ていきましょう。メリットに関してですが、上記で触れた内容も一部含んでいます。
1日取引のメリット
ハイローオーストラリアの1日取引をやるメリットは2つあります。
- テクニカル分析の精度が高い
- チャートに張り付かずに済む
この2つのメリットを詳しく見ていきましょう。
テクニカル分析の精度が高い
この点は上記で多少触れた部分ですが、長期的な時間足が使える分、十分な流動性がある金融商品なら、テクニカル分析に対して素直な値動きが見られます。
無論、元々の基準である1日足チャートと比べると精度は落ちますが、それでも1分足や5分足といった短時間のローソク足とは比べるべくもありません。
チャートに張り付かずに済む
判定時間が短い取引では、いつ絶好の投資タイミングが生じるか分からないからと、ずっとチャートに貼り付いている方も少なくありません。しかし1日取引ほどの長さがあれば、ある程度は目を離しても大丈夫ですし判定時間終了直前までチャートを見なくてもいい場合もあります。
朝その日1日の相場の方向性を分析してから投資、あとは決済を待つやり方であれば、時折チャートをチェックして状況を確認したり、ファンダメンタル的な面から状況に変化が生じたときにのみ分析をやり直すなど、ある程度放置していても問題ありません。
その点を鑑みると、メンタルコントロールの面からも、1日取引は取り組みやすいのではないかと思われます。
1日取引のデメリット
続いてデメリットについて見ていきましょう。1日取引のデメリットはこの1点だけです。
1日取引唯一のデメリット
海外バイナリーオプションの長所は失われている
海外バイナリーオプションの長所とはすなわち、短期間で損益が確定する点であり、1日取引とは対極にあります。
1日取引における決済までの期間は、最低でも国内バイナリーオプションすら上回る2時間半と、手っ取り早さでは圧倒的に劣ります。ルールの上では現在レートからの騰落予測と他の海外バイナリーオプションと同様のため、一概に国内との比較はできませんが、国内の仕様より時間がかかるなら国内バイナリーオプションのほうがいいと思われる方もいらっしゃるでしょう。
まとめ
今回はハイローオーストラリアの1日取引について解説しましたがいかがでしょうか。
ハイローオーストラリアの1日取引は、普段平日にあまり時間が取れない会社員の方には、ある意味うってつけの取引方法です。
今回解説した一部をまとめてみたので最後にみておきましょう。
1日取引のおさらい
- 1日取引は2時間半~23時間で決済の取引
- 一般的なバイナリーオプションと違い中長期的な分析が有効
- 単純な効率は国内バイナリーオプションにすら劣る部分がある
ペイアウト率も高く、テクニカル分析もやりやすい傾向にあるため、実は初心者の方にとっても取り組みやすいと判定時間かと思います。
可能な限り短時間で一気に増やしたいという方には不向きかもしれませんが、1度試してみてはいかがでしょうか。